幻のアルバム 失われた音を求めて
-現役を続けているからこそ日の目を見た『Smile』と『Get Back』-
もし完成して発売に漕ぎつけていたら、という様々なアーティストの
未発表アルバムを取り上げた内容。ある作品が世の中に出ていくには
いろんなハードルを越えてるということ。
1942年6月生まれの英米ベーシスト
特に有名なのが『Smile』と『Get Back』。
Brian Wilson,Paul McCartney, 2人は、泉のように湧き上がる創作
意欲にも拘わらずアルバム完成を放棄して、バンドを離れ隠遁生活
に入ってしまった。偶然この頃は似たような生き方をしていた。
製作再開、オリジナルへの回帰
21世紀に入っても音楽活動を止めなかった2人は、偶然ほぼ同時期に、
当時のマテリアルを使用/今のテクノロジーで再録、の違いはあるが
未完のまま放ったらかしてた作品を仕上げて、発表に漕ぎつけた。
当時2人の頭の中にあった音は、30年以上経ってもずーっと忘れれずに
残っていたわけだ。
ノスタルジー?後悔?執念?Spector版の要らん音を消したかったから?
とすれば、長く現役でいられることも天才の証の一つかもしれない。
(2015.10.27)